東雲信者と、その未来。-一年目 冬-

自分の好きなものをだらだら語るブログ 基本的に森橋ビンゴ先生作品について あと好きなゲーム漫画とか

「東雲侑子」シリーズと「この恋と、その未来。」シリーズと5月30日について

人は失くして初めて、その失ったものの大切さを知る。

そのことばかりを思ってしまう、東雲信者です。

 

昨日より新刊「この恋と、その未来。 -二年目 秋冬-」発売開始でございます。

ファミ通文庫◆FB Online◆

この恋と、その未来。 ―二年目 秋冬―

著:森橋ビンゴ イラスト:Nardack

定価(本体650円+税)書影

――だから未来、お前はただ去るだけで良かったんだ――

山城との一件で三好を傷つけ、未来の信頼も失ってしまった四郎は、父の誘いで京都を訪れた。そこで三並と西園から、未来とともに結婚式に招待され困惑する。しかし未来から真実を知らされ、以前と変わらず接してくれる和田と梵、そして広美のおかげで徐々に日常を取り戻していく。そんなある日、梵に望まない婚約者のことを相談された四郎は、未来の妙案で仲間達と団結し、彼女を助けるため文化祭で一芝居打つことにするのだが――。待望の、第五幕。

 

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 さて今回は、森橋ビンゴ先生の最期の作品である「この恋と、その未来。」という作品。

そして、前作となる「東雲侑子」シリーズについて私が個人的に思ったことを語りたいと思います。

ネタバレはありませんが、もしよろしければ最新刊を読んで頂ければさらに楽しめると思います。

 

 

皆様は5月30日が両作品にとって非常に重要な日であることをご存知でしょうか?

ファミ通文庫様では基本的に、毎月30日(年末等の一部例外を除く)に原則発売しております。

東雲侑子」、「この恋と、その未来。」の各作品について発売日を振り返りますと、

 

2011年9月30日 「東雲侑子は短編小説をあいしている」発売開始

東雲侑子は短編小説をあいしている

著:森橋ビンゴ イラスト:Nardack

ISBN978-4-04-727522-5 定価630円[本体600円+税5%]

注目のFBonline先行掲載作、待望の文庫化!

何事にも無気力、無関心な毎日を過ごす高校生、三並英太【みなみえいた】。楽そうだからという理由だけで図書委員になった彼は、ともに委員を務める東雲侑子【しののめゆうこ】の熱のない静けさに、自分の空虚さに似たものを感じていた。しかし偶然彼女の秘密を知ってしまったことから、自分との違いを思い知らされる英太。だが、その秘密のために、彼女と距離を縮めることとなり、失ったはずの感情に胸を締めつけられていく……。早熟な少年少女に贈る、もどかしく苦いラブストーリー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2012年12月26日 「東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる」発売開始

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東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる

著:森橋ビンゴ イラスト:Nardack

ISBN978-4-04-727720-5 定価630円[本体600円+税5%]

あの人のことが、憎くて憎くて、ならないのです。

2年に進級した英太【えいた】と東雲【しののめ】。東雲との関係が公になったことで心なしか賑やかな学校生活になってきた英太とは対照的に、東雲は初めてのスランプに陥っていた。そんな折、演劇部の女子喜多川【きたがわ】が、「学園祭の舞台の脚本を東雲さんにお願いしたい」と英太に頼み込んでくる。その頼みを気分転換も兼ねて引き受けることにする東雲だが、思うように筆の進まない東雲と、奔放な喜多川に振り回される英太は少しずつすれ違っていき……。もどかしく苦い、第2章。

 

2012年5月30日 「東雲侑子は全ての小説をあいしつづける」発売開始

東雲侑子は全ての小説をあいしつづける

著:森橋ビンゴ イラスト:Nardack

ISBN978-4-04-728077-9 定価609円[本体580円+税5%]

私の一番大切な人に、この本を捧げます。

3年生になり、卒業後の進路の事を考えなくてはならない英太【えいた】。東雲【しののめ】はやはり進学するという。特別優れているわけでも劣っているわけでもない自分も、ひとまずそう考えるべきなのだろうと思いながら、自分のやりたい事が分からずに迷う。小説家という夢を既に実現してしまっている東雲と自分を比べて、漠然とした焦燥に駆られる英太だが、東雲と過ごしてきた時間が、彼の望む未来をほのかに照らし始める……。もどかしく苦いラブストーリー、決心の先へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2014年6月30日 「この恋と、その未来。 -一年目 春-」発売開始

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この恋と、その未来。 ― 一年目 春 ―

著:森橋ビンゴ イラスト:Nardack

ISBN:978-4-04-729728-9 定価(本体600円+税)

東雲侑子』のコンビで贈る、ためらいと切なさの青春ストーリー。

超理不尽な3人の姉の下、不遇な家庭生活を過ごしてきた松永四郎。その地獄から逃れるため、新設された全寮制の高校へと入学を決めた彼は、期待を胸に単身広島へ。知らない土地、耳慣れない言葉、そして何よりもあの姉達との不条理な日々から離れた高揚感に浸る四郎だったが、ルームメイトとなった織田未来は、複雑な心を持つ……女性!? 四郎と未来、ふたりの奇妙な共同生活が始まる――。『東雲侑子』のコンビで贈る、ためらいと切なさの青春ストーリー。

 

2014年11月29日 「この恋と、その未来。 -一年目 夏秋-」発売開始

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この恋と、その未来。 ― 一年目 夏秋 ―

著:森橋ビンゴ イラスト:Nardack

ISBN:978-4-04-730053-8 定価(本体600円+税)

――せめて、誰の物にもならないで欲しい。そう思ってしまうのは、わがままだろうか――

夏休みを迎えた四郎と未来は、和田、三好の四人で泊まりがけの旅行へ向かう。島での解放感の中、未来に三好との仲を煽られ何とも言えない微妙な気分に陥る四郎。未来に対しての決して明かすことのできない好意を秘めたまま二学期に突入した彼は、三好とともに文化祭委員を引き受けることに。穏やかな彼女に心地良さを感じながらも未来への恋心を払拭できない四郎だが、クラスが団結し賑わう文化祭に、未来の心を奪う人物が現れて……。話題作、第二幕。

 

2015年5月30日 「この恋と、その未来。 -一年目 冬-」発売開始

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この恋と、その未来。 ― 一年目 冬 ―

著:森橋ビンゴ イラスト:Nardack

ISBN:978-4-04-730507-6 定価(本体630円+税)

――好きだからこそ離れよう、そう思った。それが俺にできる、せめてもの抵抗だから――

冬休みに入り、未来とともに帰省することになった四郎。姉達への恐怖に加え、三好に対する申し訳なさを抱え東京に戻った四郎だが、彼以上に家庭不和な未来が家を飛び出してきて、松永家で一緒に年越しを迎えることに。以前とは少し変わった家族と、父の誘いで出会った西園幽子達と賑やかな日々を過ごし広島へ帰った四郎は、西園の恋人である三並や広美の言葉に自分の不甲斐なさを痛感し、未来への気持ちを断ち切る決心を固めるが……。待望の第三幕。

 

2015年10月30日 「この恋と、その未来。 -二年目 春夏-」発売開始

著:森橋ビンゴ イラスト:Nardack

ISBN:978-4-04-730768-1 定価(本体610円+税)

――ようやく、理解できた気がした。恋をしているのは、俺の、心なんだと――

二年への進級と共に、それぞれ第二寮の個室へ移った四郎と未来。新入生の梵七施の噂から三好と付き合っていることを公にした四郎は、少しずつではあるが、気持ちを未来から三好へ向けていく。そんな夏のある日、未来は山城に自分の秘密を打ち明けると四郎に告げる。心の底では山城が未来を受け入れることを怖れながらも、ただ一人の親友として未来の決意を応援し、自分は三好を含めた友人達と夏の夜を楽しもうとする四郎だが……。揺れ動く、第四幕。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして昨日

2016年5月30日 「この恋と、その未来。 -二年目 秋冬-」発売開始

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この恋と、その未来。 ―二年目 秋冬―

著:森橋ビンゴ イラスト:Nardack

ISBN:978-4-04-734141-8 定価(本体650円+税)

――だから未来、お前はただ去るだけで良かったんだ――

山城との一件で三好を傷つけ、未来の信頼も失ってしまった四郎は、父の誘いで京都を訪れた。そこで三並と西園から、未来とともに結婚式に招待され困惑する。しかし未来から真実を知らされ、以前と変わらず接してくれる和田と梵、そして広美のおかげで徐々に日常を取り戻していく。そんなある日、梵に望まない婚約者のことを相談された四郎は、未来の妙案で仲間達と団結し、彼女を助けるため文化祭で一芝居打つことにするのだが――。待望の、第五幕。

ちょっと立ち読みこの本を買う

 

 

上記情報引用元

ファミ通文庫様公式HPより抜粋。

ファミ通文庫◆FB Online◆

 

さて、これらを見てお気付きになられる方も多いと思う。

5月30日という日付は節目の日となっているのだ。

 

順番に上げていくと

2012年5月30日 「東雲侑子は全ての小説をあいしつづける」発売開始

東雲侑子は全ての小説をあいしつづける

著:森橋ビンゴ イラスト:Nardack

ISBN978-4-04-728077-9 定価609円[本体580円+税5%]

私の一番大切な人に、この本を捧げます。

3年生になり、卒業後の進路の事を考えなくてはならない英太【えいた】。東雲【しののめ】はやはり進学するという。特別優れているわけでも劣っているわけでもない自分も、ひとまずそう考えるべきなのだろうと思いながら、自分のやりたい事が分からずに迷う。小説家という夢を既に実現してしまっている東雲と自分を比べて、漠然とした焦燥に駆られる英太だが、東雲と過ごしてきた時間が、彼の望む未来をほのかに照らし始める……。もどかしく苦いラブストーリー、決心の先へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2012年5月30日、それは「東雲侑子」シリーズが完結した日。

 

2015年5月30日 「この恋と、その未来。 -一年目 冬-」発売開始

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この恋と、その未来。 ― 一年目 冬 ―

著:森橋ビンゴ イラスト:Nardack

ISBN:978-4-04-730507-6 定価(本体630円+税)

――好きだからこそ離れよう、そう思った。それが俺にできる、せめてもの抵抗だから――

冬休みに入り、未来とともに帰省することになった四郎。姉達への恐怖に加え、三好に対する申し訳なさを抱え東京に戻った四郎だが、彼以上に家庭不和な未来が家を飛び出してきて、松永家で一緒に年越しを迎えることに。以前とは少し変わった家族と、父の誘いで出会った西園幽子達と賑やかな日々を過ごし広島へ帰った四郎は、西園の恋人である三並や広美の言葉に自分の不甲斐なさを痛感し、未来への気持ちを断ち切る決心を固めるが……。待望の第三幕。

 

2015年5月30日、「この恋と、その未来。」シリーズに前作「東雲侑子」シリーズに出てきた「東雲侑子」と「三並英太」が再び登場した日。

 

そして昨日である

2016年5月30日 「この恋と、その未来。 -二年目 秋冬-」発売開始

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この恋と、その未来。 ―二年目 秋冬―

著:森橋ビンゴ イラスト:Nardack

ISBN:978-4-04-734141-8 定価(本体650円+税)

――だから未来、お前はただ去るだけで良かったんだ――

山城との一件で三好を傷つけ、未来の信頼も失ってしまった四郎は、父の誘いで京都を訪れた。そこで三並と西園から、未来とともに結婚式に招待され困惑する。しかし未来から真実を知らされ、以前と変わらず接してくれる和田と梵、そして広美のおかげで徐々に日常を取り戻していく。そんなある日、梵に望まない婚約者のことを相談された四郎は、未来の妙案で仲間達と団結し、彼女を助けるため文化祭で一芝居打つことにするのだが――。待望の、第五幕。

ちょっと立ち読みこの本を買う

森橋ビンゴ先生がライトノベルというコンテンツから手を引いた日であり、「この恋と、その未来。」という作品が打ち切られてしまった日であります。

そして何よりも、

前作主人公たちである「東雲侑子」と「三並英太」の二人が結婚し、結ばれた記念すべき日でもあります。

 

これは偶然でしょうか?

私は、森橋ビンゴ先生からの隠された最期のメッセージであると感じております。

5月30日という日にちは、我々読者が思っている以上に先生にとって思い入れのある非常に重要な日なのです。

もし、お手元に「東雲侑子」シリーズと「この恋と、その未来。」シリーズがあったら是非とも読み返し、振り返ってみてください。

そして最後に私個人の願いですが、何年先になるかわかりませんが

いつかの5月30日に「この恋と、その未来。」の最終巻が発表され、真の意味での節目を迎えることを心より望んでおります。

この願いをかなえるために、何かしら行動を起こそうかと考えております。

その際には皆様のお力を必要とする日が必ず来ると思います。

どうか、その際はご協力をお願い致します。