東雲信者と、その未来。-一年目 冬-

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「この恋と、その未来。 -二年目 春夏-」におけるたらればの話(ネタバレ若干あり) その3

さて前回のどうでもいい記事で時間は出来たので新しく更新。

この作品難しいから、貧相な語彙力の私には時間を要してしますわけですよ。

その割には勢いとめちゃくちゃな文だけど、誰が見てるかわからないし自分の書きたいようにしばらくは書いていこうかと思います。

直後の感想と時間おいての感想は別物だと思っているので。

そしてまたもたらればの話。

今回は「この恋と、その未来。」シリーズ主人公の「松永四郎」と、「東雲侑子」シリーズの「三並英太」の二人を比較したお話。

これまでの作品に関わるお話なので、ネタバレがあるような無いような感じです。

 

 

 

↓↓↓以下ネタバレあり

 

 

大きく話が動いた「この恋と、その未来。 -二年目 春夏-」。

作品の世界観が「東雲侑子」シリーズと同じなのに全然展開が読めない。

多分次巻で四郎と英太が直面するわけだし、この二人の会話でまた大きく動くことになりそうなわけですが。

この二人ってやっていることとか境遇が似ているわけです。

英太も言っていたけど四郎は彼に似ている、だからこそ四郎の未来への秘めたる気持ちを言い当てたり、察することが出来たわけですが。

恋愛に疎かった彼が、「この恋と、その未来。」シリーズでここまで成長するとは誰も思わないわけですが(笑)

 

英太も兄への劣等感から自分に対して劣等感を持っていたし、有美さんという叶わぬ恋をしながらも東雲侑子に出会って彼女と歩むわけですが、

四郎と英太の大きな違い、もちろん恋愛対象である未来の身体と心の問題とか環境の違い、その他諸々込みで違いますがそれは抜きにします。

四郎と英太の違いは私が思うのは、「傷つく覚悟」と「傷つける覚悟」を持っているかどうかだと思うのですよ。

あえて森橋先生がそういう風に描いているのかもしれないけど、英太の場合は過去作で自分や周りを傷つけるかもしれない、それでも強い意志でその意思を貫いた。

という点が四郎に比べて強かったように思えるんですよね。

 

「東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる」で喜多川絵夢への想いと、東雲侑子への想いに揺れ動いたりするわけですが、この巻で彼は喜多川を傷つけてでも、そして自身が傷ついてでも東雲侑子に想いを伝えるわけですよ。

「東雲侑子は全ての小説をあいしつづける」では東雲侑子から離れることで自分も辛いし、それ以上に彼女を傷つけてしまう。

それでも彼は彼女と長く居たいから、彼女のもとへ戻ることを誓って離れるわけです。

 

英太は傷つくことで、傷つけることの意味と傷ついてでも前に進むことの大切さを知った。

四郎にない部分はやっぱり、この自分や他人を傷つけてでも手に入れたいって気持ちかなと。

今後彼が成長するのなら、もう割り切っちゃうしかないのかなと。

恋愛感情の踏ん切りってなかなかつかないもんで、英太ですら小学中学生の時の有美さんへの想いを高校生までひきずっていたわけだしね。

好きな人の面影ってふと追ってしまったり、忘れられなかったりするしね。

 

全てを失った彼が傷ついてでも、他人を傷つけてでも良いって割り切ることが今後の彼の課題かな?

というわけで四郎をどうにか立ち直らせてほしいです三並君!!!

前作主人公の力が問われる次巻、あと主人公の復活に期待です。

とりあえず次はヒロインとかに注目して感想書きたいなと思います。

 

まだ新刊読み直してないけどここまで書ける「この恋と、その未来。」シリーズの魔力は恐ろしい・・・