「このライトノベルがすごい!2017」2016年度版を読んで思ったこと(このラノの影響力について)
いよいよ来週に迫った「この恋と、その未来。」最終巻発売日。
そんな発売前に取り上げなければならないことがあったので、記事にしたいと思います。
まず初めに、
このブログ主は今年「この恋と、その未来。」しか読んでません。
もう一度言います。
※このブログ主は今年「この恋と、その未来。」しか読んでません。
最後にもう一度だけ・・・
このブログ主は今年2016年11月現在までに「この恋と、その未来。」しか読んでません!
つまり、このブログを読んで
「ランクインしていた作品でこのブログ主のおすすめ作品を知りたい!」
「このブログ主の注目していなかったけど、気になる作品を知りたい!」
とかいう至極まっとうな感想は求めないでください。
何故上記のような「この恋と、その未来。」以外を読まなかったのかにも少し触れますが、今回は「このライトノベルがすごい!2017」(以下このラノ)を読んで私個人が思ったことをつらつらと書くつもりです。
ランキングの作品を読んでもいない人間が、知りもしない作品を批判しようなんて思ってもいません。
「この恋と、その未来。」という作品しか知らない人間が、ランキングのデータを見て思ったことを書こうと思ってます。
それでも読んでみようと思ったもの好きの方だけ読んで下さい。
↓以下よりこのラノ2017ランキングについて触れます。
祝!「この恋と、その未来。」10位入賞!
今回私、東雲信者がこのブログを書こうと思ったきっかけがこれです。
正直に言うとベスト10ランクインは絶望的だと個人的に思っていたので驚くばかりです。
そういうわけで、急いで書くことに決めました。
まず初めに、ランキングシステムについて触れますと前年までと違う変更点が
1・・・「3年連続首位による「俺ガイル」の殿堂入り」
2・・・「「モニター」アンケートの消滅」
3・・・「文庫部門に加えて単行本・ノベルズ部門の新規設立」
が個人的に注目したところ。
1の「俺ガイル」殿堂入りは前年から分かっていたことなので割愛しますが、「モニター」アンケートは例年メディア化した作品がポイントを獲得する傾向にあるので
2については「このライトノベルがすごい」という今最も熱い「ライトノベル」単体が注目されるようになったのはいいことかなと個人的には思います。
反面、「モニター」アンケートの対象者は10代前半の比較的若くて年間51冊以上読んでいる読者層だったのでこれを排除してしまうのは少し疑問に思うところがあります。
年間51冊以上読んでいるってことは言い換えれば週1冊ペースでラノベを読破しているということ。
それは容易いことではないと個人的に思っているので、そんな若い頃からラノベを読んでくれている読者層からアンケートをとれなかったのは残念だなと個人的には思います。
アンケートを集計しなかった意図は私にはわかりませんが、ライトノベルは10~20代の若い子達にこそ読んで欲しいと思う人間なので。
3については、アンケートの部門を分けることによってこれまで上位にくいこめなかったけど面白い作品を知ることが出来るチャンスが増えた良い機会になったと思います。
来年度も導入されるかは分かりませんが、個人的には注目作品が目に見えて増えるのはいい機会だと思います。
これまで「このラノ」20~30位代だった作品も今後はベスト10位圏内が見えてくるのは大きく違うと思います。
「このラノ」のランキング順位の影響力はなんだかんだで大きいと思います。
全国展開のアニメショップなどではランキング用のコーナーを作って展開したりと、なんだかんだで人は人に流されやすいので上位作品はこの機会にさらに売れて欲しいと一ラノベ読者として思います。
さて、「この恋と、その未来。」がこのラノ2017において10位に入賞しました。
ここで、先日公開した過去記事を・・・
参考記事
ゲーマーズ様がありがたいことに、「この恋と、その未来。」完結フェアを実施して頂いているのですが、注目すべきは開催期間。
最終巻は11月30日発売です。
イベント開催は24日からです。
もちろん発売に先駆けてフェアを開催することも十分に考えられますが、11月24日に何故やったのかと注目してみると別の答えが見えてきます。
11月24日は「このライトノベルがすごい!2017」の公式発売日です。(一部で先行販売やフラゲがあったみたいですが)
恐らく、ゲーマーズ様は「このラノ」の影響力による発生する「この恋と、その未来。」の新規読者を見込んで完結フェアを開催した。
というのが私東雲信者の予想です。
対象商品が、「既刊・新刊」であることから多分間違ってはないかなと思います。
でなければ、一度未完として終えてしまった作品のフェアが全国規模に展開する店舗で開催されるとは考えにくいと思います。
もちろん、「この恋と、その未来。」という作品がフェア開催を決断するに値すると判断してもらった可能性や、私のような読者が関係者にいたかもしれません。
しかし、売り上げが見込めない故に不遇な結末を迎えた本作品がそれだけでここまでのことをして頂けると正直思えないのです。
だからこそ、今回このラノ10位に入賞したのは大きな功績であり、最後の最期のチャンスであると思うわけです。
地元大手アニメショップから打ち切り決定後に消えていた「この恋」既刊作品が数日前に再び陳列していました。
「このラノ」需要は私の思う以上にあるみたいです。
是非とも、出版社の方にはこの流れに便乗して頂きたい。
切った作品を重版するのは難しいとは思います。
恐らく、現時点で出版社が抱える在庫を再配置して売切れたら廃刊かなというのが私個人の予想です。
ただ、今回のランキングで非常に大きな収穫がありました。
ラノベ愛読者から高い評価を受けていた「この恋」シリーズですが、反面一般読者の投票であるHPアンケートは過去2年低い傾向にありました。
しかし、今回の2017版においてはHPでも比較的票数を稼いでいます。
これを出版関係者がどう評価するのか?
私個人の市場調査では「この恋と、その未来。」初巻は3版まで増版されてます。
4版がもし掛かっていたら?
「この恋と、その未来。」はもう間もなく完結します。
そういった意味ではこの作品は終わりを迎えます。
ですが、本当の意味でこの作品が未来に続いてくれることを冀っております。