冴えない作品の育て方 打ち切りにならないためには?
どんな作品にも始まりと終わりがあるように、作品には理想的な終わり方があります。
いつぞやの記事で言わせて頂きましたが、作品を如何に終わらせるか?
昨今の出版物事情を垣間見るにそう思う機会が多々あります。
どうも東雲信者です。
本日は「打ち切り」という作者にも出版社にも、そして読者にも不利益なこの冷たい現実を如何に避けることが出来るのか?
というテーマを語りたいと思います。
さて、みなさんの理想的なライトノベルの長さはどれぐらいでしょうか?
5巻?10巻?20巻?30巻?
読む人や作品によって様々な意見があると思います。
そんな中で私の思う、理想的な巻数は「10~15」巻程です。
もう少し具体数を上げるのであれば、10巻以内に基本納める、長くても15巻を目安に完結するというのが私の自論です。
これにはいろいろと理由がありますが、これまで多くの作品を見てきた中でこれぐらいの長さがもっとも最適であると感じているからです。
連載年数に直すと約5年、作品の寿命的なことを考えると3~5年を目安に一区切りを迎えるのが理想的であると思います。
10~15巻程刊行する作品の流れとして、原作がアニメ化を前後に完結を迎えるというのが個人的に美しいと考えているからです。
長く続くことが難しい昨今、出版業界も人気作に取り繕う必要が多いように感じられます。
また、人気作を完結したからと言って次期新作が売れる保証もありません。
しかし、完結出来た作品を徒に延命させた作品も多数あります。
作者の一番最初の読者である出版社が、作者の手掛ける作品を信じずに誰が世に広めることが出来るのか?
理想的な完結を迎えれる作品がどれだけ恵まれているのかを再認識した今日この頃。
あの日から約20日・・・
あの悲劇を我々は忘れてはいけない・・・