「この恋と、その未来。」シリーズ愛読者に捧げる一曲
東雲信者です。
今回は以前に語ったかもしれませんが、「この恋」シリーズを読んでる皆さんに聞いて欲しい一曲を紹介します。
今だからこそ聞いて欲しいと思います。
ネタバレはありませんが、全巻読み進めた後に聞くとより作品世界を楽しめると思います。
茅原実里「PRECIOUS ONE」
2009年12月23日発売と少し古い曲ではありますが、是非とも聞いて頂きたいです。
四郎の決断と、未来の選択・・・
各々の選択に対してこの歌詞がすごく当てはまると思います。
「例えばまたあの日が来たって、きっと同じ答えを選ぶね」
「躊躇う思いじゃなかった、痛いほどにそれしかなかった」
本編を読んで頂いた方なら、この歌詞がグッとくるかと思います。
それぐらいピッタリではないかと個人的に思っています。
相手のことを思うからこその決断、たとえそれが時に残酷であろうともそれは選ばねばならない時がある。
そんな彼らの決断を思い出して頂ければと思います。
さて、今回は少し話を変えて何故私が歌をよく引き合いに出すのかを話させて頂きたいと思います。
一言で言えば完成された作品を表現するのに、非常に便利だからです。
歌というのは完成された作品です。当然それをそのまま引用すれば非常に簡単に思ったことを代弁できます。
そうした意味で、思ったことを歌にするというのは有効なのですが私の中ではもう一つ別の大きな意味があります。
それは、「作品世界の魅力を引き出す」という点です。
料理で例にしてみましょう。
例えば、貴方がおいしい料理に出会ったとしましょう。
そんな時においしさを何かの引き合いに出すことは一般的な感想を口にする事と同義であります。
「美味しい」や「素材の旨みを引き出してる」等の言葉がそれに該当します。
ではこの場合の「歌」に該当するものは何か?
それは「別の料理」であったり、「酒」等の「飲み物」がそれに該当します。
つまり、文学作品などの感想表現に「歌」を引き合いに出すということは、私の中では「その料理に合う飲み物」を引き合いに出すことと同義であると考えております。
いかがでしょうか?そう考えれば何故私がよく作品の感想の引き合いに「歌の歌詞」を多用するのかを理解して頂けるのではないかと思います。
もしご機会あれば、別の楽曲を紹介させて頂ければと思います。
forever,your my precious one...