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東雲信者と、その未来。-一年目 冬-

自分の好きなものをだらだら語るブログ 基本的に森橋ビンゴ先生作品について あと好きなゲーム漫画とか

「この恋と、その未来。 -二年目 春夏-」におけるたらればの話(ネタバレ若干あり) その2

飽きずに今回もたらればの話。

いや新刊もそうだけど、この作品書きたいこと多いよね。

それだけ内容が濃いっていうか、面白いっていうかなんというか。

つまり面白すぎるんだよこの作品!ズルい!(2回目)

 

そんな前置きはおいておいて、今回は四郎と未来の関係について思ったことを。

あぁ相変わらずネタバレのようなものはあると思いますので、新刊及び「この恋と、その未来。」シリーズ未読の方は回避してください。

 

↓↓↓以下ネタバレあり

さて今回の新刊でも前巻に続き、四郎と未来の人間関係が大きく変わってしまったわけですが、どうすればこの問題を解決できるのかって話とこの問題を回避できなかったのかって話。

「一年目 冬」で四郎は未来から距離を置くことにした。

これは遅かれ早かれ起こっていたことだけど、方法が若干未来を置き去りにしたやり方だったと思うんだよね。

もちろんそれだけ四郎の決意は固かったって話だし、四郎も言ってたけど事前に未来に打ち明けたら、四郎の意思も揺らいでいたであろうってのは分かっていたわけですよ。

 

じゃあどうすればよかったのか?

結論から言えば四郎は未来に話せばよかったわけですよ。

それが出来たら苦労しないのは分かっているけど、やっぱり話すべきだったかなと個人的には思うのですよ。

前回の冬でもそうだけど、未来って結構一人だと脆いんだよね。

厳密に言えば一人にされると脆いっていう言い方の方が正しいのかな?

なんだろう親と一緒だと超はしゃいでいるけど、親がいなくなって一人迷子になると大泣きしてしまう子供みたいな一面を未来は持っているかなと思うわけ。

しかもそういった一面を彼はあまり気づいていないかなと、それこそ弱みを見せる前に強がってしまうってのが未来の個人的な印象です。

もちろん彼は強いですよ。でも、それ以前に繊細な女性的な部分がある。

だからこそ、そんな一面に四郎は魅かれたのではないかと個人的には思います。

 

話は逸れましたが、話して解決しないことも多い中で、

それこそ新刊における四郎と要の会話でも解決しなかったわけですが。

何故四郎は未来に話せばよかったと思うのかと言えば、上にも書いた通り突然の事態に未来は弱いからなんですよね。

冬で四郎が一人部屋希望したことを知ったのは、四郎の口からではなく未来は第三者を通じて知ったわけですからね。

そのせいで四郎と未来が衝突して若干の亀裂が生じてしまった。

四郎は未来に一人部屋を希望する中で、「お前ばかりに頼ってると前に進めない」という理由で、未来から俺も独立しないといけないんだと言っているわけですが、たぶん四郎以上に未来は四郎を頼っていたのかなと。

目に見える形では四郎の方が未来に頼っているんだけれども、目に見えない部分に関しては未来が四郎に頼る部分、あえてこの言葉を使うけど依存していた部分が多かったのかなと。

 

それこそ未来が要に秘密を打ち明ける決心だって、これまでだったら四郎に相談したうえで踏ん切りをつけれた。

だけども二年生に入ってから彼らは距離が離れてしまった。

物理的にもそうだし、なによりも精神的に彼らは離れてしまった。

そのせいで、未来と要の関係や、四郎と未来、四郎と沙耶の関係も崩れてしまった。

人間関係って崩れる時はあっという間に崩れてしまうしね。

グループの中心人物一人が抜けるだけで、そのグループの他のメンバーと会うことがなくなるってことも多々あるし、崩れるべくして崩れてしまったのかな。

それぐらいこの関係が前回の四郎と未来の決別で歪んでしまった結果生じたのではないかと思うわけです。

 

すべて失うことを恐れた四郎が、すべてを失わないように動いた結果がすべて失ってしまうってのがなんともひどい皮肉だよね

もともと歪だった四郎と未来の関係だけども、今回で大きく変わってしまった。

ある意味0になったわけだから、四郎も良い意味で開き直って欲しいなと思う。

そういった意味で彼の父親と英太との会合は、彼を立ち直らせるいいきっかけになって欲しいと思う。

 

未来も未来で四郎のことをもうちょっと信用してやってほしいね。

好きだからその気持ちをひた隠して親友であることを決意した。

そんな大切な親友をこのまま失くすってのは、それこそ四郎が壊れてしまうみたいに未来も壊れてしまうと思う。

未来の場合、自分のことを軽視するというか自分を傷つけても平気みたいな一面が垣間見えるからね。

もう少し未来は自分を大事にしてほしいかなって思います。

 

そして沙耶ちゃん。

超不憫だけどぜひとも幸せになって欲しいし、四郎のことをもう少し報われて欲しい。

てか四郎が踏んだり蹴ったりなんで、未来の正体に気づいても良いので四郎がついて嘘の真相をどうか知ってやってください。

これじゃあまりにもだれも救われなさ過ぎる。

 

凄いなこの作品。

「東雲侑子」シリーズと同じ世界観でこれだけドロドロしてるんだって思うと、本当に前作と全然違う。

そんなこんなで2000文字程度、四郎と未来と沙耶ちゃんが救われ欲しい一心で書いたけど本当に救われろよ本当ね。

それこそ行く末は、

「神(作者)のみぞ知る」ってね。